世の中の《評価》は大きく分けると2つ、
他者との比較や相対評価といった比べるものと、
そうではないものがあると思います。
実際の社会では相対評価や他者評価によるものが多くを占めます。
成功するためにはまわりより抜きんでる必要が多かれ少なかれあります。
社会は厳しいです。バンバン他者と比較されます。
しかしながらその一方で、
社会に出るための教育機関である学校では
どんどん相対評価を遠ざけている印象があります。
運動会でみんな並んでゴール、のようなあいまいな評価は
将来的に本当に子供たちの役に立つのでしょうか。
そのようなふわっとした評価制度では
落伍者は少なくなるのかもしれませんが、
いざ社会に出たときに、全く違う評価システムの世界に
無防備に投げ出されることになってしまいます。
学校は元来のように相対評価であるべきです。
『世界にひとつだけの花』の歌詞のような、
ナンバーワンにならなくていい、もともと特別なオンリーワン♪は
お花畑です。花だけに。
相対評価の必要性を考えてきましたが、
反対に
人生における幸福の基準を相対評価にしてはいけません。
これは自分の中でもずっと葛藤するテーマでもあるのですが、
幸せの尺度を他と比べるとけっきょく満たされることがないからです。
せっかくベンツを買って嬉しくても、横にロールスロイスが来たら興覚めですよね。
けっきょく上には上がいるので、
他者と比べての優越感を基にした幸せなんて
浸っていてもしょうもないわけです。
いつまでたっても永遠に満たされることがないのは地獄ですよね。
ちなみに自殺したEDMミュージシャン、Aviciiの
名前の由来も無間地獄だそうです。
最後にルーズベルト元大統領の名言を
“比較は喜びを奪う”