自力と他力の話

世の中の物事には自分がどうにかできる部分(自力)と

どうにもできない部分(他力)があります。

例えば自分の会社や職場の雰囲気を変えようと思ったとき、

自分から進んで元気に挨拶したりコミュニケーションを心がけたり

率先して精力的に働くなどで変えられる可能性があります。

職場のルールを変えたり、お給料を上げたいときは

自分の頑張り次第かもしれませんし、上司次第かもしれませんし、

その人のポジションにもよるでしょう。つまりは、半々です。

日本全体や世界の社会や政治を変えたいと思っても

自分の思うようにできる人はほぼいないと言っていいでしょう。

これは他力ですね。

つまり、自力が及ぶ範囲と及ばない範囲を見極めた上で

自力が及ぶ範囲に集中した方が効率的だし、建設的です。

テレビ番組「林先生の初耳学」で

マーケティング会社社長の森岡毅さんが出演された際にも

同様のことを仰っていました。

世の中には定数と変数があった、結果が出ない人は定数を変えようとして労力を使ってしまう。」のような表現だったかと思います。

自分以外の【他人】(ここでは子供だろうが親兄弟だろうが自分以外の全てという意味)は、自力と他力、両方の部分がありますが、

割合としては、ほぼ他力が占めているので

基本的に他力に属するものだと考えています。

他人を変えようと思ったところで

そうそう変えられるものでもないし

本人自身が変わろうと思わなければ変わりません。

そのため「他人は自分の思い通りにはまずならないもの」という鉄則

割り切って受け入れた方が生きやすくなると思います。

ましてや逆に人間は自分に近い人間ほど、理解している、思い通りになると勘違いする

傾向が強いので期待や想定に沿わなかったときに

勝手に失望して怒ったり、裏切られたような気持ちになるわけです。
大事なのは自力が及ぶ部分と及ばない部分の線引きを意識するということですね。

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