みなさま、【オワコン】ということばをご存じでしょうか?
オワコンとは”終わったコンテンツ”という意味で、
要は旬が過ぎた、終わったモノという意味の若者言葉で、もとはネットスラングですね。
今回は、我々のこの日本がオワコンという話です。
少々、刺激が強めの話になるかと思います。
【日本の構造】
ご存じの通り、日本の人口ピラミッドは逆三角形に近いつぼ型になっており、
高齢者が圧倒的に多く大部分を占めています。
急激な医療の発展が寿命を伸ばした結果、高齢者が増えまくって医療や介護の費用はとどまるところを知りません。
介護保険は70年代に3兆かかってたものがいま120兆だそうです。
若者がいくら真面目に選挙に行ったところで、そもそもの母数が違いすぎて勝ち目がありません。。人海戦術をされては手も足も出ません。
ましてや現役世代は忙しいのに、お年寄りはいくらでも暇があるので選挙に行けます。
民主主義なので金持ちだろうが貧乏人だろうが1人1票です。
そのため政治は数の多い年寄りの方を向くしかないですよね。
また、自己肯定感の低い人は政治に関心が薄いというデータがあるそうです。
なのでずっと若者世代は高齢者たちの割を食ったまま冷遇されてきました。
政治家達からしたら、若者を冷遇して年寄りたちを優遇していれば票が取れるので、
思い通りに近い運営をしていけるわけです。
そのため、現役世代は反乱を起こさない程度にジワジワいたぶられ続けているのが現状だと思います。
ずっと茹でガエル状態です。
江戸時代以前なら一揆とか乱とかとっくの昔におこしていると思います。
日本の発展は言わずもがな高度経済成長期でとうにピークアウトしています。
人口と発展は同意義で、GDPは人口が多ければ多いほど伸びます。
GDPは2010年に中国に抜かれてから、現在トリプルスコアで負けています。
日本は人口減少に転じているのでGDPはこの先も上がりづらいです。
これまで税金と社会保険料は増えまくり、国民の生活自体もジワジワと苦しくなっています。国民総貧困化に向かっているのがいまの日本です。
社会保険料はわずか10年前と比べて26%も増えています。
気づかぬうちにあなたの手取りのお給料は、既にだいぶ減っていますよ。
政府の狡猾で姑息なところは気づかれないようにジワジワとやるところです。
国民はバカにされているとも言えます。
構造的に日本は未来ある選択肢が選ばれないシステムが出来上がってしまっていると思います。
民主主義の悪い面がでまくってますね。
問題はこの先、明るい材料はなく、状況は悪化の一途を辿るであろうことです。
【昔はよかった】
昔はボーナスから税金を取られなかったと聞くと驚くことでしょう。
そもそも消費税だって以前はなかったですよね。
税金は安く、逆に金利は高かったので
銀行に預けているだけで誰でも簡単に裕福になれたんですよね。
金利が7%もあった時代は今から
それに比べると今はハードモードです。
お金持ちになるのは並大抵のことではありません。
高齢化と少子化が問題ですが、日本の弱点は英語圏じゃないことです。
英語圏じゃなく英語力が低いため、ビジネスにしろ移住にしろ海外との壁が高いのです。
【英語】
英語が公用語の国々の企業は多国籍で展開しやすいのは当たり前ですし、取引もしやすい。
税制が有利な国を選ぶこともできます。
ビジネスにおいて英語圏では国という概念が薄くなっていることでしょう。
個人でも、例えばフィリピンの人は職探しを世界規模で探し、「中東の国が高かったから転職する」、「オーストラリアに移住する」みたいなことをふつうに言います。
明らかにスケール感覚が日本とは違います。
ただし単純に英語を高めるといいかというと
今度は優秀な人がどんどん日本から出て行く問題も出てくるので
教育としてはなかなかそっちに舵を切らないと思います。そもそも英語を話せる英語教師も少ないでしょう。
【将来の日本】
今後の経済成長も伸びず、海外との競争力も弱く資源や食糧生産もない日本では
海外からの仕入れに頼っている食料のレベルも落ちていくかもしれません。
これからさらに収入格差が広がるとともに全体的に貧困化が進むので
中流家庭では今みたいな晩ごはんが食べられなくなる未来もあるかもしれません。
貧困化とともに失うものがない人も増えるのでどんどん治安は悪化していくと思います。
すでに凶悪事件は起きまくってますが、もっともっと頻繁に起こるようになるでしょう。
そういうわけで、幾重にも重なった負のスパイラルで日本の未来は暗いものになる可能性が残念ながら高いです。
【結論】
子供には英語教育してあげて脱出の選択肢を持てるようにしてあげたほうがいい。