UNIQLOとマクドナルドの共通点は何かおわかりでしょうか?
安い、うまい、どこにでもある…
人によっていろいろ良さを感じると思いますが、
共通点は無難、ということです。
UNIQLOのマーケティングの記事を何かで読んでいて
とても感心したことがありました。
それは、服屋さんでありながらオシャレに敏感な人、
服にこだわる人をターゲットにしていない、ということです。
企業としてマーケティングとして
服装にこだわる人と服装にこだわりがない人を比べると
こだわりのない、無難なものでいい人の方が多数派で
オシャレに興味がない、味にこだわりがない人をターゲットにした方が
売れる数は多いということです。
マクドナルドもいっしょですね。
ハンバーガー屋でありながら美味しいハンバーガーを追求していない、ということです。
コロンブスの卵のような、逆転の発想ですよね。
回転寿司や牛丼のような大手外食チェーンもそうです。
無難なおいしさ、万人受けすることを大切にしています。
少数のグルメを喜ばせるビジネスではないからです。
また、料理というものは高いレベルを目指せば目指すほど、
その一方でおいしいと感じない人も出てきてしまい
美味しいと感じる人の幅を狭めてしまう、という話です。
おいしいと感じる人がいちばん多いのは、70点くらいの料理だそうです。
商売っておもしろいなと思いますね。