自分事と他人事の間には大きな差があると思っています。
例えばRPGゲームをやるときに、
自分のプレイしているデータのレベル上げはそこまで苦になりませんが、
友達に「俺の分のレベル上げやっといて!」って言われても
やったところでぜんぜん楽しくないのではないでしょうか。
仕事にも同じことが言えると考えていて、
僕にとって雇用されての病院での仕事はあまり面白いものではありませんでした。
色んな理由がありましたが、大きな理由のひとつは他人事だったからです。
病院という組織は大きく、顔もロクに知らない理事長とやらをはじめとする、
上層部たちのものであって、
いち看護師にとっては、自分の所属する病院といえど他人事感覚は拭えないものでした。
自分で起業してからは、それが打って変わって全てが自分事になりました。
もちろん、そのような状況はプレッシャーやストレスにもなりますが、
それ以上に楽しさや喜びがたくさんあり、圧倒的に独立してよかったと考えています。
逆に、雇う立場になってからの発見ですが、
雇われている中にも、割合は少ないですが
会社をまるで自分のことのように捉えて働く社員は存在します。
そのような社員ほど、仕事ができます。
反対に「この人、会社や仕事のこと他人事だなぁ」と感じる人ほど
仕事ができません。責任感が薄く、成長も遅いうえに伸びしろが少ないものです。
過去の自分も後者のタイプであったと反省するばかりです。
自分事と他人事、このバランスは
人によってどちらかに偏っていると思います。
この感覚の違いが社長向きかサラリーマン向きか別れるポイントだと思います。
他人事派は他人の会社では才能や能力を発揮できない可能性が高いので
独立をおすすめします。ただの社会不適合者の可能性もあるので注意は必要です。
自分事として捉えられる立派な人は雇用されていても
きちんと能力を発揮できるのでサラリーマンとしてそのまま頑張りましょう。